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(神武東征神話の)金の鵄(金鵄)  

<1>(神武東征神話の)金の鵄とび(金鵄きんし)について、以下、生駒市誌より引用

 金色の鵄は、本来は長髄彦(また登美彦)の側のトーテム(神)ではなかったか。登美彦の登美(トミ・トビ)と、鵄(トビ)と通ずるようである。そしてこれは生駒の「山ノ神」であり、霊蛇神であったものであろう。さきの『宇佐宮託宣集』に八幡神の発現の記事としてみられた「霊蛇、化鳥」の図式すなわち「金色の蛇(トビ)→金色の鳥(トビ)」が、まさにその原型をとどめる形でここに神武東征に明示されたものではないかと思われる。

 さらに蛇神の呼称は数多くあり、トビ(トベ)・ナガ(ナガラ)のほかヤアタ(ヤワタ)・ミワ(ミイ)などが、後世になって混在したことも考えられる。長髄彦の名も、スネが長いというのが本来ではなくて、長=ナガ=蛇神の呼称であり、したがって古事記の登美彦(トミ・トビ)の名のほうか原型であったとおもわれる。妹をトミヤ姫とするのかその一証である。それか、トビもナガも、ともに蛇神の呼称であったゆえに混淆したのではなかろうか。それはとも角として、「金の鵄」にかかる伝承の真意は「霊蛇、化鳥(トビ)」という原型をのこしたものとして解されるべきであろうとおもう。

<2>(神武東征神話の)金の鵄とび(金鵄きんし)について

 ①生駒市誌より引用⇒トビ・トミ=ナガ=蛇神=化して鳥(トビ).pdf

 ②富来隆「卑弥呼-朱と蛇神をめぐる古代日本人たち-」.pdfもご参照

<3>長髄彦(ナガスネヒコ)守り神「金の鵄」はなぜナガスネヒコが戦うのを止めたのか?⇒答え

<4>ご参照:蛇神(じゃしん・へびがみ)

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